翻訳のお題一覧
人工言語を作り始め、文法や語彙がある程度揃ってくると、何かを翻訳したくなる物である。
本稿では、そんな時に翻訳する為の文章を紹介する。
ベタベタの定番
主の祈り
主の祈りとは、キリスト教における代表的な祈祷文である。Johann Christoph Adelung等によって様々な自然言語に翻訳されている。人工言語に於いても翻訳のお題の定番と言える。
日本語の古典
徒然草や竹取物語、平家物語は代表的。あまり遡ると漢籍になるが「春暁」や「絶句」(江碧にして〜),「黄鶴楼送孟浩然之広陵」などは覚えている人も多いだろう。 現代文なら「坊っちゃん」や「雪国」,「浮雲」など。自身の日記などでも良い。
北風と太陽
音声学の標準資料。コーパスはイソップ寓話が多数を占める。
typeA
言語学における散文。
言語学的におもしろい100の文
大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)で発足した多言語処理プロジェクトの参加者の一人が選定した100文。既存の言語学の観点から興味深いデータが得られることが期待できる。
http://www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_education/17/01_yamazaki_111.pdf
Hello, world文
言語を学び始めた時によく使われている文の一覧。
りんご文
りんごに関する短い文章。文法の不備や未考慮の文法要素を洗い出す為に利用できる。
今日の例文
Xで #今日の例文 というハッシュタグと共に散発的に投稿される文章群。ネタもあるが、中には有用な翻訳のテーマもある。
typeB
物語など偏りが目立つもの。
世界人権宣言/UDHR
世界一翻訳された文章。少なくとも555言語に翻訳されている法令・宣言文。参考
創世記11.1-9
かの有名な「バベルの塔」の一節。英語圏では結構翻訳されている。
[ソノヒノキ]
estoによる短編小説。アルカに於いては言語の仕様が変わる度に訳された。冒頭1段落は多くの人工言語にも訳されており、かつては有名な試金石だった。
不思議の国のアリス
ルイス・キャロルによる児童小説。セレン・アルバザードは不思議の国のアリスの冒頭が翻訳のお題として適切ではないかと提案した。[1]
聖典類
聖書、القرآن(イスラム教典)、ラーマーヤナ(रामायण)、論語、老子、リグ・ヴェーダ (ऋग्वेद)等。
ロゼッタ・ストーン
内容が宗教的で難し過ぎる為人気がない。日本語圏に限ればあぁ^〜こころがぴょんぴょんするんじゃあ^〜も有名。というか人気。
花は咲く
Fafs氏が中心になって進めているプロジェクト。『花は咲く』の一節を様々な人工言語に翻訳している。
https://sites.google.com/site/riparaincangku/cang-ku3/huaha-xiaoku (リンク切れ)
リンク
https://en.wikibooks.org/wiki/Conlang/Appendix/Translation_texts
https://cofl.github.io/conlang/resources/mirror/conlang-syntax-test-cases.html