レイヤー法

提供:人工言語学Wiki

レイヤー法とは、各単語に含まれる要素毎に造語していく方法である。関係方式をベースに考えられた。

方法

単語には基本的な要素として表現分野意味分野用法分野の三つの組み合わせでできている。それらの分野一つ一つをレイヤーととらえ各々で単語を作り上げていく。

分野によって少しだけ考え方を変えたほうがいい場合もあるためここではそれらの考え方を提示していく。

表現分野

表現分野(以下「表現」と呼ぶ)を考える際は以下のような点に注意して作っていくとよい。

  • 表現は意味分野が宿る器としての機能がある。
  • 表現のイメージ元は意味を設定する際に有用になるためメモする。

意味分野

意味分野(以下「意味」と呼ぶ)を考える際は以下のような点に注意して作っていくとよい。

  • 意味は単語の核となるもの
  • 意味を作る際はまずテーマを設定すると具体的な設定を定めやすい。
  • テーマからどのような訳語が最適かを取捨選択し、洗練させていくとよい。
  • テーマと訳語では説明できそうにない事柄を説明文として記録していく。
  • テーマ訳語説明は別途保存しておくとよい。

用法分野

用法分野(以下「用法」と呼ぶ)を考える際は以下のような点に注意して作っていくとよい。

  • 用法はその単語がどのような使われ方をするのかを設定したもの
  • 用法が品詞や語順などによって操作される場合は単語内の説明で追記していくほうが良い。
  • 対応できる状態(品詞や語順など)が指定されている場合はタグ付けを行うほうが良い。
  • わかりやすい名前と説明を当てることで汎用性を高めることができる。

他の造語法との比較

レイヤー法は「綴りや発音、訳語や語法などの個別の造語法とは違い、それらすべてを内包する形で提案されている造語法である。」という点でほかの造語法とは異なっており、基本はすべての造語法の応用である。

関連記事